ジャイエの後継者
エマニュエル・ルジェ
Emmanuel Rouget
超入手困難!
稀少!クロ・パラントゥが少量入荷!!
アンリ・ジャイエの死後
クロパラントゥを引き継いだ2大生産者のひとり
神様 アンリ・ジャイエ
アンリ・ジャイエはブルゴーニュワインの神様と呼ばれる伝説的な醸造家でした。
彼がなぜ 「神」 とまで崇められるようになったかといえば、彼の造るワインがそれまでのブルゴーニュワインの概念を変えるような魅力的な味わいをしていたからに他なりません。 だからと言って、彼が何か特別なことをうやっていた訳ではないのです。
アンリがワイン造りを始めた時代、ブルゴーニュでは大量生産のワインが主流で、どのワインも色が薄く、酸味が強い、個性に乏しい味わいのものばかり。 しかし、ブルゴーニュのポテンシャルを信じていた彼は、魅力を引き出すために誰もやっていなかった方法に取り組み始めました。
彼が取り組んだのは、徹底した収量制限、丁寧な選果、低温でのエキス抽出、自然発酵の採用などです。
今では当然のように考えられているこれらの手法を編み出し、ブルゴーニュワインの文化にまで育て上げたのが アンリ・ジャイエ。 ブルゴーニュワインの概念を根本から変え、新しいスタンダードを作り出したことこそ、彼が ブルゴーニュの神様と言われる所以です。
神の技を引き継ぐ 2大後継者の一人 エマニュエル・ルジェ
アンリ・ジャイエは存命中から後進への指導に熱心だったことも有名です。 彼に薫陶をうけ育った偉大な生産者は エマニュエル・ルジェ、メオ・カミュゼ、シャルロパン・パリゾ、フーリエなど枚挙に暇がありません。 ブルゴーニュで活躍する日本人醸造家 仲田晃司さんも、アンリ・ジャイエに教えを受けたお一人と伺っています。
中でも エマニュエル・ルジェ はアンリ・ジャイエの甥にあたる人物であり、アンリ・ジャイエを代表する畑 ヴォーヌ・ロマネ クロパラントゥ を メオ・カミュゼとともに引き継いでいることからも、この二人が アンリ・ジャイエ の真の後継者と理解されています。 わずか1.1ヘクタールしかないこの畑は、アンリ・ジャイエの面影を感じることができる貴重な存在です。
エマニュエル・ルジェの手はごつごつとした農民そのもの、 彼の手を見るだけで畑での作業を徹底的に行っていることが伝わってきます。 畑のポテンシャルを最大限に引き出すことに力を尽くし、完璧な葡萄だけを選別し、低温で浸漬しながらじっくりとエキスを引き出す、アンリ・ジャイエが見出した手法を黙々とまじめに繰り返す 偉大なる後継者がエマニュエル・ルジェです。
クロ・パラントゥはなぜ凄いのか
アンリ・ジャイエが生前手がけたワインには 特級畑のリシュブールやエシェゾー がありますが、なんと言っても 1級畑 クロ・パラントゥ がアンリ・ジャイエを代表するワインとなっています。
アンリ自身が畑の4分の3を所有していたためなのか、理由は定かではありませんがこのワインを知らないワイン愛好家はいないはずです。 ちなみに、残りの4分の1は現在にいたるまで メオ・カミュゼ が所有しています。
実際、クロ・パラントゥの人気は圧倒的なもので、ルジェに引き継がれた今も普通に手に入れることはきわめて困難なワインとなっています。

亡きブルゴーニュの神
アンリ・ジャイエの後継者
世界中のブルゴーニュ・ファンが嘆き悲しんだアンリ・ジャイエの死から数年が経ちました(2006年9月)。アンリ・ジャイエのワインはいつの間にか手の届かない価格に高騰し、アンリ・ジャイエの味を求めて、世界中で後継者探しが始まりました。
様々な討論があり、ジャイエさんのお弟子さんを含め後継者と呼べるべき実力者達の名前はいくつか挙がっています。どの生産者も偉大な生産者である事は間違いないですが、中でも外せないのはこの2人でしょう。
1.実際にアンリ・ジャイエと血縁関係があり、甥に当たるエマニュエル・ルジェ
2.アンリ・ジャイエとメタイヤージュ(分益小作農)の契約をしていたメオ・カミュゼ
ヴォーヌ・ロマネ村、特級畑リシュブールに隣接する、ヴォーヌ・ロマネ一級の中でも別格的存在である畑、一度は飲んでみたい「クロパラントゥー」。総面積1.1haしかないこの区画は現在、「メオ・カミュゼ」と「エマニエル・ルジェ」の2ドメーヌのみが所有し、ワインをリリースしています。
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