ブルゴーニュを代表する白ワインの生産者であるコント・ラフォンやコシュ・デュリが絶対的な信頼を置く生産者 オリヴィエ・メルラン の マコン・ラ・ロッシュ ヴィヌーズ・ブラン の新ヴィンテージ2013が入荷しました!
早速テイスティングしてみたのですが、これがとっても美味しいのです!!
オリヴィエ・メルランらしい、豊かな果実味とリッチな蜂蜜やブリオッシュのバターっぽい香ばしさが華やかさが時間と共にぐんぐん広がっていきます。そして、2日、3日とさらに蜂蜜っぽさが増してボリュームアップしていくような印象があります。
このヴィンテージもポテンシャル高く、コスパ抜群の出来栄えで、やっぱりオリヴィエ・メルランは素晴らしい生産者だな、と実感いただけること間違いありません!
入荷したての新ヴィンテージ、是非とも召し上がってみてください!オススメです!!
白桃、白い百合に蜂蜜、ブリオッシュ、、、豊かな香りに満ちた新ヴィンテージ2013年!
毎年ヴィンテージが変わるたびにご紹介しているオリヴィエ・メルランのマコンですが、新ヴィンテージ2013年は白い百合や蜂蜜の濃厚なニュアンスに、ブリオッシュの香ばしさやコーヒーっぽい樽感がグラスに注ぐとまず立ち上がるのが印象的です。第一印象から濃厚な感じが漂います。
これは期待できる!
果実の香りとしては、白桃や洋ナシが主体でそこに柑橘系のキリットしたニュアンスが見え隠れしています。そして、オリヴィエならではのミネラリーさが香りの中にもスッと際立ちブルゴーニュワインだな♪と嬉しくなってしまうんです!
厚みのある味わいに豊富なミネラル感、期待通りの満足感♪
口に含むと味に厚みがあり、角の取れた豊かな酸と果実味のバランスが綺麗にとれ、ブルゴーニュらしい塩っぽいミネラル感が全体をきりりと引き締めています。
マコンはブルゴーニュの中でも南に広がる産地なだけに、豊かな果実味を感じるワインは多いのですがオリヴィエのワインの素晴らしさは、果実の厚みに負けないだけの豊富な酸とたっぷりとしたミネラル感があるところ。
果実味と酸と塩っぽさが見事にバランスして、豊かなブルゴーニュの味わいを堪能することが出来るのです。
時間と共に更に魅力が増していく、ポテンシャルの高い力強いワインです!
抜栓直後に飲んでもはつらつとした若さとボリュームを感じることができ美味しいのですが、日を追いながらテイスティグしてみると、当初あった堅さがゆっくりと解け始め、3日目くらいからリラックスして穏やかな顔が見られるようになり、これはこれで、またいいな〜と楽しむことができました。この変化が楽しくて、結局6日間にわたってじっくりと向かい合ってみましたが、栓を抜いて1週間近く経ってもワインが疲れてしまうことはなく、むしろ新たな魅力を見せてくれたことにとても満足いたしました!
一見穏やかなのに、本当にポテンシャルの高い力強いワインです。
コント・ラフォン、コシュ・デュリが絶対的な信頼を置く「マコン最高の生産者」
これまでにも何度もご説明しているので、すでにご存知の方も多いと思いますが、このオリヴィエ・メルランは、ブルゴーニュを代表する人気生産者であるコント・ラフォンやコシュ・デュリからも絶大な信頼を獲得している生産者です。

コント・ラフォンはマコンでのワイン造りに取り組もうと決めた際、オリヴィエ・メルランの元を訪ね、マコンの土地の特性や気候についてオリヴィエに尋ね、ワイン造りに最適な畑についてもオリヴィエの指示を仰ぎました。その結果、生み出されることになったのが、現在のコント・ラフォンのマコンです。
また、ドメーヌ・コシュ・デュリの現当主フランソワは、大切な息子をオリヴィエ・メルランの元に修行に出しワイン造りの基礎を学ばせました。
さらにヴェルジェのジャン・マリー・ギュファンは、ドメーヌを立ち上げる際、オリヴィエに醸造のノウハウを学んでいます。
ここにご紹介した生産者は誰でも知っている人ばかり。しかも、数万、数十万もする特別な人気を誇るワインを造る彼らが、大切な決断のときに相談する相手にオリヴィエ・メルランを選んでいるという話からもどれだけ信頼が厚い生産者であるかが伝わってきますよね!

偉大なる同業者から尊敬され、愛されるオリヴィエ・メルランのワイン。本当に美味しい、納得のいくブルゴーニュの白ワインです!
代表・酒井とオリヴェエ・メルランのワイン
デリバリーワインスタッフもみんな大好きなメルランのワインですが、代表酒井も勿論メルラン好きの一人です。そんな彼がフランス旅行をした際に経験したメルランのワインにまつわるお話があります。
是非お読みいただければ!
【ブラインドテイト@France】
5年くらい前に一人でフランスに行った時、南仏で崖の上に聳え立つお洒落なシャトーホテルを見つけました。
昼時だったので、そこのレストランでランチをいただくことにしたのですが、せっかくなのでどんなワインを置いているのか見てみようと思いソムリエにワインリストを頼むと、ちょっと訝しげな顔をして持ってきてくれました。
流石に一人ではボトルはあけられないけど、僕にとって良いレストランでワインリストを見るのはとても楽しいひととき。
そのレストランがどんなワインを揃えていて、どんな値段で出しているかで僕はレストラン自体の最初の印象が決まります。
「これを置いているとは、ここのソムリエなかなか出来るな。。」とか、「なんて良心的な価格!」と思わせる店。 全く知らない素晴らしいワインとの出会える事も少なくないですし、海外に行ったときは、その国のトレンドやレストランで出すワイン価格の傾向なども分かっていろいろ面白いのです。
そのホテルは世界中から様々なワインを集めいている感じでしたが、そんな感じで楽しくリストを眺めていると何と言ったかは忘れましたが、先ほどのソムリエがなんと、「ワインリストなんか見て、日本人のおまえになんか分かるのか?」といったちょっと失礼な態度で接してきたのです。
そのホテル、割と新しい感じで山の頂上にあってかなり高級。 WEBで調べても日本語の情報は皆無だったので、恐らく日本人は殆ど来ない場所なので我々がどれだけワイン好きかこのソムリエは知らないのでしょう。
少し気分を害したものの、気を取り直して、「じゃあグラスで何か今日の料理に合う、おすすめの白を持ってきて欲しい」と告げると、分かったと言い、キッチンから白ワインを注いで持ってきてくれました。
グラスをテーブルに置いたソムリエは、またしても、「さあ飲んでみろ、お前に何か分かるのか?」というような態度で目の前に立っているので、仕方なく彼の前でテイスティングをする事に。。。
香りを嗅ぎ、グラスに口をつけ、そしてワインを含む。 そこで、ちらっとソムリエを見上げると、「どうだ、何か分かるか?」という顔で見ています。。。(;¬_¬)
でも、実際ワインはとても美味しく素晴らしいものでした。 爽やかでフランスの春の日差しを感じさせるようなフレッシュでそしてボリュームもあり、様々なアロマや味わいを楽しませてくれる一般的に言うところの辛口の白ワインでした。
サーブする温度もバッチリ。
これは昼から幸せになれる! (((^^; 「うん、美味しいね」と伝えるとソムリエは、「そうだろう」と言わんばかりにご機嫌になるものの、まだ「他になにか分かるか」という態度。。。。
そこで仕方なく、「セパージュ(葡萄品種)は・・・ シャルドネだね。」 と言うと驚いた様子で 「オー!凄いな」というオーバーなリアクション。
そりゃ、毎日飲んでるんだから分かるよ、そのくらい。。。 一体なんだと思ってたんだ、、と思いながらも更に。
「地域はブルゴーニュじゃない? フランス。 ボリュームと糖の感じは多分、・・・南の方じゃない?」 と言うと完全に想像と違ったと言った面持ちでオーバーに驚くソムリエ。。。。こんな日本人にがそこまで分かるのか!といった感じ。
なんか、気分が乗ってきたので、「このフレッシュな感じは最近リリースされたヴィンテージでしょ? 酸の感じからすると2006でも2008でも無いはずだから、2007じゃない?」 ・・・・・・・・・と言ったところで完全にこちらの勝利となりました。
あらら、恐れ入りましたとばかりにキッチンからボトルを持ってきて見せてくれるソムリエさん。
そのワインは「オリヴィエ・メルランのマコン・ラ・ロッシュ・ヴィヌーズ・ブラン 2007」という、ブルゴーニュ南部のマコン村のシャルドネ種100%で造られるワインでした。
実はこのワイン、デリバリーワインでも販売していたのですが、こんな南仏の高級レストランでもグラスで出されているとは、本場でも人気があるのだなと思い納得。
なるほどね! ふーん、と思い 「新しい生産者だけどオリヴィエ・メルランはとてもいいワインを造るよね」と言うと、更に「オリヴィエ・メルランを知っているのか!」と驚かれてしまいました。。。(うちで売ってるから・・・とは言いませんでしたが)
その時点で既にグラスはからっぽ。 もう一杯ちょうだい、とおかわりをしてその後は一人酔っ払い楽しく飲んで食べたのであまり覚えていませんが、そんな思い出深いワインがこちらです。
../bourgogne/merlin_macon.html
今ではヴィンテージが2013となりましたが、造りも綺麗でとっても美味しいですよ〜
そうそう、もちろん自分がワイン屋であることは最後まで明かしませんでした。
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