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世界のお手本、ボルドーワイン
世界中で最もポピュラーな赤ワインと言えば、まず最初にフランス・ボルドー産の赤ワインが挙がるはずです。
フランス南西部、ガロンヌ川、ドルドーニュ川、ジロンド川の両岸に広がる約10万ヘクタールの葡萄畑から生産されるワインは古くから人々に賛美されてきました。
ボルドーとイギリス
ボルドーワインがここまで有名になった背景には、歴史的に英国の影響が色濃く、12世紀初頭に英国領であったこの地域の赤ワインを「クラレット」と呼び、現在にいたるまでその多くを消費してきました。
現在ではもちろん日本をはじめとする世界中に輸出されていますが、今でもロンドンはその取引や消費における重要なマーケットであることに変わりありません。
シャトーと格付け
約150年前の1855年に行われたパリ万博の際、ボルドー・メドック地区のワインが出展されることなり、それまで分かりづらかったワインを生産者(シャトー)ごとに格付けしました。
選ばれたシャトーのみが1級から5級までに格付けされましたが、最初に1級に選ばれた4つのシャトーは現在もそのまま1級となっていますが、唯一例外的に英国系のロスチャイルド家が所有していた「シャトー・ムートン・ロートシルト」が1973年に2級から1級へと格上げされています。
カベルネ・ソービニヨンとメルロー
現在ワインを生産される上で使われる数十種類ある葡萄品種の中で最もポピュラーとなったこの2つの葡萄はもともとここボルドーで主要品種として使われているものです。
アメリカやチリ、オーストラリアなど、近年ワインの生産が発展してきた新世界のワインでは必ずといって良いほどこれらの葡萄が生産され使われていますが、最近では自国のワインしか飲まないイタリアのような国でさえ、これらの品種を使い独自の赤ワインを生産しています。
ボルドーのワイン作りは、世界の赤ワイン作りのお手本となっているのです。
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